Story

第12話「運命」

先生の作り出した空間の深部へと、自ら落ちていってしまった冷川。
三角はそんな冷川を必死に追いかける。
たどり着いた場所にあったのは、これまで冷川が飲み込んだ呪いの数々だった。
幼かった冷川は、研究施設から助け出されたあの日、自らの憎しみを施設の中に置き忘れてきてしまった。そしてその憎しみを利用したのが先生だった。
――「絶対に忘れちゃいけなかったのに。この憎しみを」
『憎しみ』に囚われた冷川に、三角はそっと手を伸ばして――。

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